【 ラグビー 】教訓語り継ぐOB戦 新日鐵釜石vs神戸製鋼 往年の選手が集結

2020/02/06







 それぞれの本拠地で大震災を経験し、鉄と人の縁で交流を深める新日鐵釜石と神戸製鋼のラグビーOB戦「レジェンドマッチ」が1月26日、阪神・淡路大震災25年の節目に兵庫・ノエビアスタジアム神戸で開催されました。1995年の阪神・淡路大震災、2011年の東日本大震災の被災地となったチーム同士が対戦。当時の選手や観客たちが、教訓を語り継ぐことの大切さを改めて誓い合いました。

 新日鐵釜石は、はまゆりの花とNSCのエンブレムが描かれた紺のセカンドジャージで試合に臨みました。10分ハーフの試合は10-24で敗れましたが、往年のライバルと熱戦を繰り広げました。

 両チームのOB戦は2012年の東日本大震災復興支援試合で始まり、神戸では初開催。メンバーの大半が50~60代となり、鋭いタックルやステップは披露できず。ノックオンなどのミスも連発しましたが、懸命に体をぶつけ合う姿に歓声が起こりました。

 スタンドでは「かーまいし」の声と大漁旗を振っての応援も見られました。実況席に交代した選手が解説に加わったり、日本ラグビーフットボール協会会長で、新日鐵釜石OBでもある森重隆会長から活が入ったりし、会場に笑顔が広がりました。

 新日鐵釜石OBのSH坂下功正さん(設備室在籍)は「元気を与えるためには、われわれはラグビーしかできません。これからも盛り上げていきましょう」と言葉に力を込めました。


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新日鐵釜石のSH坂下功正さん(右)と、神戸製鋼のLO林敏之さん


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試合前に写真に納まる新日鐵釜石と神戸製鋼のOB



以 上






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