10/2地元小学生を招いて「たたら製鉄」を実演

2008/10/07

みんなで協力して炉を組み立てる

たたら実演のクライマックス「ケラ出し」を見守る児童

 「播磨の鉄の歴史と鉄の魅力」を地元の小学生に体験してもらおうと、当所は一昨年より、約1,500年前から日本に伝わる製鉄プロセスの秘法「たたら製鉄」実演を実施しています。

 そこで10月2日、姫路市立広畑第二小学校5年生148名と先生6名を当所に招き、当所たたらプロジェクト員約40名(うち新入社員13名)により、たたら製鉄実演と工場見学会を開催しました。

 午前中、児童は見学者ホールでたたら製鉄と当所の鉄づくりについてDVDで学んだ後、屋外に移動し、みんなで協力しながら耐火煉瓦を積み上げ、模擬炉の組み立てを体験しました。

その後、バスに乗って工場見学に出発。熱延ラインとタイヤガス化リサイクル施設をじっくり見学し、現代の製鉄法などを学びました。

 午後は、鍛冶屋さん体験のあと、たたら実演の「ノロ(不純物)出し」「ケラ(鉄の塊)出し」を見学。出来上がったケラを、児童は不思議そうにさわっていました。

 実演終了後、「おもしろかった」「家に帰ってお父さんに鉄づくりの話を聞きたい」などと感想を語ってくれました。


このページの上部へ

ここからフッター情報です