【トピックス】今年も地元小学校へ”たたら出前実演”

2007/12/14

真っ赤なノロが流れ出た

炉からケラを取り出す所員と見守る児童達

2007年12月14日
・ 鉄づくりの魅力を紹介 ~ 今年も地元小学校へ”たたら出前実演”

 当所たたらプロジェクトは、昨年に引き続き、地元の姫路市立広畑小学校で日本古来の製鉄法である“たたら”の出前授業をおこないました。

 これは、同校の5年生約60名に「播磨における鉄の歴史と鉄づくりの魅力」を体験してもらおうと、12月6日に同校庭で日本古来の製鉄法であるたたら製鉄実演を、翌日には、近代製鉄法の一端である当所熱延工場見学を、それぞれ企画・実施したものです。

 6日朝、児童は校庭に煉瓦で模擬の炉を組み立てた後、たつの市の新舞子浜で砂鉄採りを体験。再び学校に戻って、当所員によるたたら製鉄を間近に見学。その一方で、熱した鉄片をハンマーでたたく“鍛冶屋体験”にも挑戦しました。

 所員が砂鉄と炭を交互に装入して約5時間、炉から真っ赤なノロ(不純物)が炉から流れ出ると、「鉄だと思っていた」児童達が歓声を上げました。そして、最後に炉からケラ(鉄の塊)が取り出されると、“誕生したばかりの鉄”に児童達から再び歓声が上がりました。
  なお、このたたら実演は、今年度入社スタッフ系社員研修の一環として、また「兵庫県中播磨ものづくり出前授業」として実施しました。


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