尼崎市「まちかどチャーミング賞」を受賞

新日鉄住金株式会社（以下、新日鉄住金）の尼崎製造所と技術開発本部（尼崎研究開発センター）が、尼崎市の「第９回まちかどチャーミング賞」を受賞しました。
　
尼崎市「まちかどチャーミング賞」は、尼崎市がうるおいのある美しいまちの実現を目指し、都市美の形成に著しく寄与すると認められる優れた建造物等や活動を表彰する事業で、1986年度からほぼ5年に一度、実施されています。

2016年度（第９回）の「まちかどチャーミング賞」において、新日鉄住金の尼崎製造所の沿道緑化が市制100周年記念で新設された「産業のまち部門」で、技術開発本部尼崎研究所の建物が「まちなみ建造物部門」で、それぞれ受賞しました。

それぞれの受賞理由は以下の通りです。（尼崎市公表の作品評より）

○市制100周年記念　産業のまち部門　
新日鉄住金　尼崎製造所　沿道緑化
臨海工業地域で、五合橋線に沿った同社尼崎製造所の敷地際に、約1.2Kmにわたって、豊かに緑が連続しています。同社が2007年より持続的に緑化に取り組み、敷地の塀を取り除きフェンス化したことで、道路上からも視認できるようになりました。尼崎市を代表する都市軸である五合橋線について、緑の軸とすることで産業のまち尼崎を象徴するものとなり、市民にとっても親しめる街路景観を形づくっています。




○まちなみ建造物部門
新日鉄住金　技術開発本部尼崎研究開発センター
矩形の建物を覆うダブルスキンのガラスのカーテンウォールに、最高強度の鋼材を採用することで、繊細で開放感あふれる質の高い立面構成を創出しています。また、周囲の公園群と樹種を同一にすることで、新たな並木道を創り出し、さらに敷際には四季を感じさせるきめ細やかな植栽を施しています。建築・ランドスケープともに尼崎の都市美形成を牽引するものとして高く評価します。