鋼板の保護能力は従来の亜鉛めっき鋼板と同様に良好ですが、さらに優れた塗料密着性をもち、特に、塗装後高い耐食性を発揮します。

適度な粗さの亜鉛一鉄合金面をもつため塗料の密着性は良好です。塗装下地鋼板として最適です。

めっき層が亜鉛ー鉄合金のため通常の亜鉛めっき鋼板に比べ、溶接作業性が優れています。

自動車、電気機器、建材をはじめ、幅広い需要に対応して様々な材料を選択することができます。

溶接性および塗装後の耐食性が優れています。

めっき表面に潤滑皮膜処理を施すことで摺動抵抗を下げ、良好なプレス加工性を実現できます。

NSシルバーアロイは、表面に微細な凹凸がありますので良好な塗装密着が得られます。

亜鉛めっき鋼板の抵抗溶接性を冷延鋼板と比較すると、一般に適正溶接条件が大入熱域になります。これは亜鉛そのものが、軟金属でなじみやすいこと、低融点のため通電初期に溶触して拡がり、電流密度が低下するなどの理由により重ね合わせ面での発熱が少なくなるためです。

めっき鋼板の適正溶接条件を下の図に示します。めっき鋼板の適正溶接電流域は、冷延鋼板に比べ高い電流域にあります。

潤滑皮膜処理を施すことにより、良好なプレス成形性を持たせています。

自動車外板、内板。部品

洗濯機、冷蔵庫、エアコン、自販機（外板、側板、裏板、底板、部品）

看板・ドア、サッシ、シャッター、キャビネット、鋼製家具、事務機器等