長谷川主務は、平成3年に入社し、平成12年までの10年の間、中量級の軸として活躍した。現役時は一本背負い、小内刈り等の多彩な技を駆使し、全日本実業柔道個人選手権大会で2位になる等輝かしい戦績を残した。その後は、選手を支える側の主務として6年間、チームに貢献した。今後は職場で仕事に専念する。 「16年という長きにわたり柔道部に在籍できたことは、ひとえに皆様方の温かいご指導のおかげと心から感謝いたしております。今後は、一社員として、心新たに、柔道で培った不撓不屈の精神で業務に専念して参りたいと思います。今後とも、変わりなくご指導ご鞭撻を賜りますようお願い申し上げます。」 　(PROFILE) 　長谷川　洋紀 生年月日／1972年10月31日 出 身 地／北海道 出 身 校／東海第四高

郷選手は、平成9年に入社し、9年間、部を支える中核として活躍した。強靭な筋力を生かし、払腰、支釣込足を武器に、今年の西日本実業団体対抗大会準優勝の原動力となった。今後は職場で仕事に専念する。 「10年間の柔道人生を今後の会社生活で生かしてがんばります。」 　(PROFILE) 　郷　辰巳 生年月日／1978年12月28日 出 身 地／岐阜県 出 身 校／大垣日大高

二村選手は、平成15年に入社し、3年間、チームの第一線で活躍した。大内刈、背負投を軸に粘り強い柔道で団体戦の数々の勝利に貢献した。今回の勇退と同時に会社を退職し、活躍の場を台湾に移し柔道指導に当たる。 「文化の違いや言葉の壁で苦労していますが、指導者として柔道に関わって行く中で、新日鐵での柔道と仕事の経験は非常に大きな糧となり、精神力で乗り切っています。いつも応援していただいた後援会の方々、本当にありがとうございました。」 　(PROFILE) 　二村　学 生年月日／1980年9月23日 出 身 地／岐阜県 出 身 校／大垣日大高→順天堂大

・長谷川主務、郷選手、二村選手への応援メッセージはこちら

春の訪れと共に、新日鐵柔道部にもあたたかいニュースが舞い込んできた。 　2月28日に開催されたドイツ国際大会に、81kg級吉永選手が出場した。1月に行われた嘉納杯での初戦敗退から、巻き返しの準優勝。4月には全日本選抜体重別選手権大会が控えている。同大会は、今年5月に行われるアジア大会代表選考を兼ねる。「全日本選抜体重別選手権大会では、みんなの期待に応えて頂点を狙います」と吉永選手。 また3月5日、奈良市で開催された第16回近畿柔道選手権大会で、髙橋徳三選手が新日鐵柔道部として5年ぶりに決勝戦に進出。惜しくも準優勝に甘んじたが、髙橋選手自身3年ぶりに念願の全日本柔道選手権大会出場を叶えた。

髙橋選手は「出場選手には代表クラスも多く、今の私には気負いなど何もありません。むしろ、自分がどこまでやれるか、練習してきたことがどこまで結実するか、など楽しみな気持ちでいます」と語る。 新日鐵柔道部は年が明けてからの大きな試合で、確実に成果を出し始めている。「今年こそ、全日本実業柔道団体対抗大会での6年ぶり30回目の優勝を」とファンの期待も高まっている。

（豪快に技を決める髙橋選手）

・ドイツ国際大会 ・第16回近畿柔道選手権大会結果はこちら

1月23日、新日本製鐵柔道部は、所内・所外後援会や上司の方々を招いて新年会を開催した。席上、関係者から同部に対し「昨年は団体戦・個人戦とも好成績であり、明るい話題を提供していただきました。今年は兵庫国体の柔道競技が地元姫路市で開催されます。夏の札幌（全日本実業団体対抗大会）、秋の姫路での活躍も期待しています」と激励が相次いだ。

（写真左／森田選手、中央／岡泉監督）

会では、勇退者の挨拶、各種表彰なども行われ、激励を受けた監督・選手たちは「団体戦はもとより、個人戦でも昨年を上回る戦績を上げたい」と熱い決意を語っていた。 日頃の応援に感謝し、笑顔で各テーブルを回る部員たちの姿がほほえましかった。

小川選手が12月31日で現役を引退することになった。 小川選手は平成15年に入社し、2年9カ月の間、第一戦で活躍した。今後は出身地である埼玉県に戻り、教員の道を目指す。 「会社や後援会の方々にはいつも応援していただいて、本当にありがとうございました。今後は指導者として、新日鉄での経験を活かし、頑張っていきます」と本人談。 　(PROFILE) 　小川裕之 生年月日／1980年6月12日 出 身 地／埼玉県 出 身 校／大宮工業高等学校→埼玉大学 ・小川選手への応援メッセージはこちら

（平成17年実業団個人戦）

2005年12月2日韓国の済州島で行われた韓国国際大会に、吉永選手(本社)が出場。全日本実業団、講道館杯に続き、みごと三大会連続優勝となった。 「講道館杯からの連戦だったが、攻める事だけを考えて試合に臨んだ結果が優勝に繋がった。」と喜びの報告。 ・詳しい試合結果はこちら ・吉永選手への応援メッセージはこちら

優勝した吉永選手

兵庫県チームの副主将で出場した髙橋徳三選手は、カイロ世界選手権銀メダリストの棟田康幸選手と対戦し、見事な内股で一本勝ちを決めた。

銀メダリスト棟田選手に一本勝した髙橋選手(左)

優勝した吉永選手

指導をうける中・高生