社会貢献
当社は、スポーツチームの支援を通じた社会貢献活動を推進しており、住友金属工業蹴球団を母体とし、Jリーグを代表するチームの一つである鹿島アントラーズを通じたさまざまな地域貢献活動は、その代表的な例である。
1991年に鹿島町(現鹿嶋市)、神栖町(現神栖市)、波崎町(現神栖市)を中心とする当社東日本製鉄所鹿島地区の近隣地域をホームタウンとするチームとしてJリーグ参加球団の一つに選ばれて以来、今日まで、地域に密着したチームとして、地域に貢献し、愛され、ともに成長するチームを目指して活動を続けている。
プロチームとして活動を開始してからは、元ブラジル代表の世界的スター選手ジーコを獲得するなど戦力補強し、1993年のJリーグ開幕以降2018年までにリーグ戦優勝8回、ルヴァンカップ(2016年にヤマザキナビスコカップから名称変更)優勝6回、天皇杯優勝5回、AFCチャンピオンズリーグ優勝1回の計20冠を達成するJリーグ屈指の強豪チームとして躍進するとともに、2016年12月のクラブワールドカップにおいては準優勝に輝いている。また、2013年に日越友好年を記念してベトナムでの国際親善試合を行うなど、海外にもその活躍の場を広げている。
1993 | Jリーグ1stステージ初代チャンピオン |
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1996 | 初のJリーグ年間優勝 |
2000 | Jリーグ、ヤマザキナビスコカップ、天皇杯 3冠制覇 |
2007-2009 | Jリーグ3連覇達成 |
2007-2012 | 6年連続日本3大タイトル獲得 |
2015 | ヤマザキナビスコカップ優勝 |
2016 | Jリーグ、天皇杯優勝、FIFAクラブワールドカップ準優勝 |
2018 | AFCチャンピオンズリーグ優勝 |
この他に、ACL(7回)、アジアクラブ選手権(2回)、アジアカップウィナーズカップ(1回)、クラブワールドカップ(2回)などの国際大会に出場。スルガ銀行チャンピオンシップでは、2012年、2013年に優勝し、同大会として初の連覇を果たした。
鹿島アントラーズには、トップチーム(プロ)、ユース(高校生年代)が各1チーム、ジュニアユース(中学生年代)が3チーム、ジュニア(小学生年代でセレクションを経た選手で構成)が3チーム存在する。この合計8チームがアントラーズのユニフォームで公式戦に出場する。それ以外にスクール(未就学児~中学生向け)が茨城県内に20校、千葉県に1校の計21校あり、地域に密着した選手の育成とサッカーの普及に日々努めている。近年は、ユース、ジュニアユース、ジュニアが全国大会で優勝するなど、育成面でも実績をあげている。
鹿島アントラーズ、ホームタウン5市(鹿嶋市、潮来市、神栖市、行方市、鉾田市)、茨城県をメンバーとする「アントラーズ・ホームタウン協議会」を2007年に設立。スポーツを通じた地域社会と一体となった社会貢献(Jリーグ百年構想)、地域振興を図ることが目的で、現在のホームタウン活動の核となっている。具体的にはホームタウンの全小学生に無料で試合観戦ができる「キッズパス」の配布やホームタウン全小学校を選手が訪問する「ホームタウン小学校訪問」、同じくホームタウンの小学校を選手が訪問し、食事・運動に関するノウハウを子供に伝えるための「食育キャラバン」を実施しているほか、地元の特産品とスポンサー企業の連携を推進するなどの地域貢献活動を行っている。