関西製鉄所
関西製鉄所は、和歌山製鉄所、尼崎製造所、製鋼所を統合・再編成し、発足しました。
世界各地で使用される石油掘削・天然ガス開発向けや高効率発電所のボイラチューブ向け継目無鋼管(シームレス鋼管)の製造をはじめ、
日本で唯一、鉄道用車輪・車軸をつくっています。
また、車のエンジンの重要部品である鍛造クランクシャフトや、建築構造材であるH形鋼・ハイパービーム、
土木・港湾工事用鋼材である鋼矢板などを製造しています。
製銑部製銑工場
出身地:和歌山県
鉄鉱石を溶かして鉄を作る高炉の炉前職場で働いています。
炉前職場は高炉内で出来た溶銑(ようせん・・溶けた鉄)を高炉から取り出して、耐火物製の容器に入れる作業を行う職場です。高炉から溶銑を出すために高炉に孔(穴)を開けたり、順番に容器に溶鉄を流し込むための機械を操作したり、溶けた鉄が冷えて固まらないように溶銑に保温材をかける作業をしています。
高炉は製鉄所のシンボルです!!開孔機という機械を操作して高炉に孔を開けて、『スカッ!』と溶けた鉄が勢い良く出て来た時や、高炉内の溶銑がなくなった時に、耐火性粘土を上手く孔に詰めて『ピタッ!』と鉄の出を止めた時は『やった!』という気分になります。非常に暑い職場ですが、鉄づくりのスタート地点でもあり、とてもやりがいがあります。。