制御台車

鉄道と他交通機関との競争が激化する中、サービス向上による差別化が必須になると同時にコスト削減のための省メンテナンス化が望まれています。当社ではこれらのニーズに応えるべく、台車設計・製造技術の豊富な経験をベースに制御技術を応用した製品を他社に先がけて商品化しています。これまでの台車では実現困難であった乗り心地の抜本的な改善・到達時分短縮を実現するシステム、メンテナンス容易化への一手段となるシステムを提供いたします。

特長

動揺防止制御

鉄道車両の左右方向の振動を従来の半減以下と抜本的に改善する装置であり、世界で初めて商品化に成功し、これまでに新幹線や特急車などの優等列車にご採用いただいています。車体の揺れを検知すると、車体・台車間に設置したアクチュエータで車体の振動を打ち消すように動作させます。当社ではさらに各車両、各路線に最適なチューニングを実施し、お客さまのニーズにあわせた乗り心地を提供することができます。

空気ばね車体傾斜制御装置

曲線通過時の速度を現行速度に対して10~15km/hの向上が可能な装置であり、その結果、列車の到達時分を大きく縮めることができます。台車に設置された空気ばねに空気を給排気することで車体を傾け、オートバイが曲線を曲がる時のようにスムーズに曲線を通過します。振り子車両に比べ台車の構造が非常にシンプルでメンテナンス性にも優れています。

動揺モニタシステム

車両の異常振動の判断や乗り心地管理に活用可能なデータを提供する機能をもっています。例えば走行安全性に直結する「だ行動」の発生を常時監視し、さらに、車両検査・メンテナンスに活用可能な車両振動・乗り心地データを記録することが可能です。加速度センサーと信号処理装置のみのシンプルな構成で実現できます。

製品紹介

動揺防止制御

Wアクション型

空気ばね車体傾斜制御装置

お問い合わせ

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