XSTEELIA® Catalyst for Steel Innovation
高耐食性新亜鉛合金めっき線

タフガード®とシリーズ ラインアップについて

タフガード®とは?

めっき成分として亜鉛、アルミニウム、マグネシウムの三元めっきを施した、日本製鉄の開発した新しいめっき線です。

特長

  • 従来の亜鉛アルミニウム合金に比べ約5倍の耐食性を有しております。
  • 塩水噴霧時間5000時間における、めっき種別腐食減量評価に基づく。

タフガード®シリーズ一覧表

  • 下記の表は左右にスクロールしてご覧になれます。
名称 めっき技術 母材 めっきの表面 使用用途
タフガード®フロスト
TGF
亜鉛、アルミニウム、マグネシウムの三元めっき
※タフガード®シリーズで共通
軟鋼線材 粗面(ざらざら) 護岸用金網
タフガード®マイルド
TGM
滑面(すべすべ) 金網・フェンスなど
タフガード®ハード
TGH
硬鋼線材 送配電線、鉄道用吊架線など

タフガード®フロスト(TGF)とは?

河川の護岸用金網の母材として専用開発。
軟鋼線材を使用し、表面を粗面(ざらざら)にすることで滑りにくさを備えております。

本製品は日本製鉄(株)が販売します。

タフガード®マイルド(TGM)とは?

曲げ加工性や溶接部の耐食性に優れ、フェンスなどに使用。
軟鋼線材を使用し、表面が粗面加工されておりません。

本製品は日本製鉄(株)が開発し、NS北海製線(株)と日亜鋼業(株)が生産・販売します。

タフガード®ハード(TGH)とは?

主に鉄道、送電線や配電線などの電力および通信分野向けで使用。
硬鋼線材を使用した、高耐食性めっき鋼線および鋼撚り線です。

日本製鉄(株)のタフガード®技術を基に、当社とJ-WITEXにてタフガード®ハードを共同開発致しました。

想定用途

想定用途について例示した図です。

お客様のメリット

  • 1

    高耐食性によるライフサイクルコスト軽減が可能

    • 高耐食性に関するデータはページ下部に記載
  • 2

    他素材(樹脂やアルミ、ステンレスなど)の置き換えによる
    長寿命化・コストダウンも期待できる

耐食性評価データ

耐食性評価(塩水噴霧試験)

JIS(Z2371規定)に準じた試験内容により、腐食減量の評価を実施致しました。(試験条件は表1を参照)

塩水噴霧試験機
表1.塩水噴霧試験条件 塩水濃度 4.8~5.1% PH 6.8~6.9 噴霧遼 1.7~1.8l/min 温度 35度

評価結果(塩水噴霧時間と腐食減量の関係)

評価結果(塩水噴霧時間と腐食減量の関係)について説明した図1です。

評価結果(塩水噴霧時間と腐食減量の関係)

評価結果(塩水噴霧時間と腐食減量の関係)について説明した図2です。
表2.腐食性生物除去条件(JIS Z2371) 溶解液 100g酢酸アンモニウム1リットル蒸留水 温度70度 浸漬時間5分

曲げ加工部や溶接部の耐食性にも優れることから、金網等の幅広い用途への活用が可能

塩水噴霧試験結果(3,000Hr)

× 従来 塩水噴霧試験結果(5,000時間)[亜鉛めっき鉄線7種]
○ タフガード®シリーズ スポット溶接サンプル サイズ 3.2mm、4.0mm、5.0mm、6.0mm

塩水噴霧試験結果(5,000Hr)

TG-SST推移 1000h、TG-SST推移 2000h、TG-SST推移 3000h、TG-SST推移 4000h、TG-SST推移 5000h、TG-SST推移 6000h、TG-SST推移 7000h