PERSONTechnology
今後の技術戦略を立案し
「経営」に関わっていく。
及川 雅史Masashi Oikawa
職種
操業技術
技術総括部 技術総括室(2009年入社)
主幹
材料
私は入社後、製鉄所にて製鋼分野の技術開発や品質管理、企画運営業務などに携わり、現在は本社に籍を移して日本製鉄全体の技術を総括する業務に就いています。私の役割としては、自社で定めた技術的な目標、たとえば各製鉄所の稼働率の達成度合いなどを管理し、目標を下回っているようであれば各製鉄所および工程技術と連携して改善策を企画実行していくことがひとつ。さらに、総括したデータから自社の技術的な強みや弱みを分析し、将来に向けた中長期的な技術戦略を立案することも重要なミッションです。まさに当社の生産技術における「司令塔」のような役割を担い、経営に直結する仕事にいま懸命に取り組んでいます。
かつて製鉄所にて企画運営業務に携わっていたとき、「製鉄所の技術開発戦略を考える」という命を受け、自所の特徴や自社を取り巻く環境、市場の動向などを分析して進むべき道を提示し、それを基に経営判断が下された経験があります。いま本社で担っている技術総括業務は、それをさらにグレードアップした感覚です。たとえば脱炭素社会の実現に向けて、鉄鋼業はどうあるべきかという将来像を考える仕事も担っており、もはや思考のスケールが社会全体、経済全体に及んでいます。日本製鉄は鉄鋼業界を牽引する企業であり、当社の技術戦略が社会に及ぼす影響も大きい。その一端に自分が関わっていることに、大きな責任とやりがいを感じています。
製鉄所の操業技術のエンジニアからキャリアをスタートした私ですが、さまざまな経験を重ねて、いまは「経営」に強く関心を抱くようになりました。自分で大きな裁量をもって、事業や組織を動かしていくのは、本当にチャレンジしがいのある仕事。近い将来はぜひ、本社で得た貴重なキャリアをもとに再び製鉄所に戻り、工場の経営に携わってみたいと考えています。現場に自分が培ってきた知識を還元して製鉄所の発展に貢献していくとともに、これまで私を育ててくれた現場の方々に違う立場から恩返しをしたい。そしてゆくゆくは、豊富な知見をもとに高い視点から日本製鉄の経営をリードできる、そんな人材を目指していきたいと思っています。
学生時代に学んでいたことは?
学生時代から鉄鋼に関する研究に携わっていました。製鉄用の溶鉱炉である「高炉」のシミュレーション技術の開発を研究テーマに選び、高炉の内部で何が起きているのかを明らかにするためのモデル構築に取り組んでいました。
入社の決め手は?
先輩社員に魅力を感じたことが決め手です。合同説明会に参加した際に、形式的な内容ではなく自分の言葉でいきいきと仕事を語る姿を見て、本当に楽しんで仕事をしているように映りました。
現在の仕事内容は?
技術総括部に所属し、自社の生産技術に関する総括業務を担っています。各所における技術諸元改善取組の支援(進捗管理や技術情報の展開など)、経常予算の策定、さらに長中期的な技術戦略の立案などを手がけています。
職場環境の特徴は?
同期や同僚が多く、悩んだ際に相談や議論が気軽にできる仲間がたくさんいます。また、教育制度がきわめて充実しており、専門外の業務に就いても安心してスタートでき、効率的に仕事ができるインフラも整っています。
Technology
Yoshinori Imai
操業技術 「機械系」卒
Hiroko Maita
操業技術 「機械系」卒
Masashi Oikawa
操業技術 「材料系」卒
Takuya Matsumoto
品質管理 「材料系」卒
Tatsuya Murakami
設備技術 「機械系」卒
Shuhei Tanijima
設備技術 「電気系」卒
Takashi Yasutomi
研究 「材料系」卒
Ayaka Miura
研究 「化学系」卒
Koji Hirano
研究 「物理系」卒
Shu Yamaki
研究 「応用化学系」卒