2020年 FIM(国際モーターサイクリズム連盟)ロードレース世界選手権 MotoGPクラスで頂点に立ったバイクは、スズキ GSX-RRでした。 MotoGPチャンピオンマシン GSX-RRで培われた技術は市販車に投入され、 GSX-R1000Rにも活かされています。このようにスズキ(株)の二輪車を代表する GSX-Rシリーズは、 1985年の初代 GSX-R750発売以来、レース活動で培われた最新テクノロジーをフィードバックしてモデルチェンジを重ね、高性能スポーツバイクとして幅広いスキルのライダーに人気を博しています。
「我々は通勤や通学、配送などの街乗りから、ツーリングやサーキット走行まで、さまざまな走行シーンやライダーの好み、スキルに対応し、多くのお客様にバイクの楽しさをご提供するため、運転のしやすい二輪車の設計・開発を心がけています。そのためには走る、曲がる、止まるの基本性能の向上が欠かせません。GSX-Rシリーズにおいてもマフラーの重量が軽減されると車体の軽量化、マス(重量)の集中につながります。燃費改善は言うまでもなく、加速や減速(ブレーキ)、コーナリングの性能が高まります。そこでマフラーには日本製鉄の耐熱チタン合金(Super-TIX ®10CU)や意匠性チタンを採用していま す」(スズキ・大西文弘チーフエンジニア)