©福彫
そもそも表札の起源には諸説ありますが、その珍しい習わしが始まったのはまだそれほど古くはなく、明治時代に郵便制度が施工された事と大正時代の関東大震災が大きなきっかけと言われています。
そして、当然その役割は郵便屋さんや来訪者に「名前を伝える」というだけのモノでした。
その頃の主力商品は天然の素材を使用した大理石や御影石、天然木が主流です。
それから年月を経て、様々な国のスタイルを取り入れて進化した住宅のデザインと共に表札も進化しなければとステンレスやアルミ、アイアン、ガラス、陶磁器など、さまざまな素材を取り入れ、そこにアイディアと技術を組み合わせ数々の革新的な表札を生み出してきました 。
そしてデザインやスタイルにバリエーションが増えたことによって表札で個性を表現する=こだわるユーザー様が非常に多くなりました。
今では表札の役割がただ「名前を伝える物」から「個性を表現する物」へと進化したと言っても過言ではないと思います。