2024.06.14
当社独自二相ステンレス鋼SUS821L1がJIS圧力容器構造規格に登録 [旧 日鉄ステンレスニュースリリース]
日鉄ステンレス株式会社(所在地:東京都千代田区、代表取締役社長:井上 昭彦)の省合金独自二相ステンレス鋼SUS821L1(21%Cr-2%Ni-N)が、日本産業規格(JIS)の圧力容器構造規格JIS B8265(圧力容器の構造 一般事項)の改正(以下「今回改正」)により、同規格が定める圧力容器の規格材料として新たに登録されました。
JIS B8265・JIS B8267は、主として圧力30MPa未満の圧力容器の設計、製作、検査及び試験の基準等を定めたもので、国内のプラント等で使用される圧力容器の安全性と信頼性を確保するための重要な指針です。SUS821L1が、既に登録済みのJIS B8267に加えて、JIS B8265においても規格材料として登録されたことにより、圧力容器や反応容器等、各種プラント設備への適用が今後さらに広がっていくことが期待されます。
SUS821L1は、その優れた耐食性と高い強度が評価され、各種タンクやインフラ設備・建材・船舶など、さまざまな用途で使用され、軽量化や長寿命化、メンテナンス費用の削減に貢献しております。今回JISに登録されている全ての二相ステンレス鋼板がJIS B8265・JIS B8267に登録されたことで、それら全てを製造可能である当社は、お客様の使用環境やニーズに最適な圧力容器用材料をご提供できるようになりました。
当社は、これからも独自二相鋼SUS821L1をはじめとした広範な二相鋼商品ラインナップにより、幅広いお客様のニーズに的確にお応えすると共に、ソリューション営業を通じた用途拡大と安定供給を通じて、日本のものづくり産業の競争力向上に貢献してまいります。
【今回改正の概要(二相ステンレス鋼の新規登録に関する事項のみ抜粋)】

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