日本製鉄株式会社

製鉄所では、
私たちの家庭から出たプラスチックゴミが
100%リサイクルされて、生まれ変わります。
プラスチックゴミを追いかけて、
その秘密を探ってみよう!
ご安全に!
ご安全に!
ご安全に!
ご安全に!
ご安全に!
ご安全に!
ご安全に!
鋼管
形鋼
厚板
薄板
電子材料
化学薬品
塗料
プラスチック・
容器包装
鉄板・形鋼
電気
カーボン
ファイバー
いかがでしたか?
このように、製鉄所では、ゴミとして捨てられたプラスチックを
製鉄所ならではの方法で新しい資源に生まれ変わらせ、
製鉄、発電、再商品化など様々な形で活用することで、
100%無駄なくリサイクルしています。
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プラスチックゴミを集約
プラスチック事前処理場
リサイクルするための事前処理
コークス炉
いよいよプラスチックゴミが
新しい資源に生まれ変わる!
化成工場
油から作られる製品の原料に
コークス
炭化
水素油
コークス炉
ガス
コークス炉ガス
水素・メタンが主成分である高カロリーガス。
製鉄所内にある発電所等で利用。
排熱回収後に高炉へ投入し、
鉄鉱石の還元剤として利用。
高炉
焼結鉱とコークスを投入し、
化学反応させて、銑鉄を取り出します。
転炉
銑鉄に残留している不純物や
不要な炭素分を除去し、
「二次精錬」と呼ばれる工程を経て、
最終的な成分の調整を行います。
こうして出来た鉄は「鋼」と呼ばれます。
連続鋳造
最終製品の形状・重量などに応じて、
鋼を特定の大きさに固める工程です。
固めた鋼は「鋼片」と呼ばれます。
圧延工程
連続鋳造で固めた鋼片を
最終製品に応じた圧延機械で成形します。

まずはプラスチックゴミ収集!

消費者による分別排出

家庭や店舗等から分別排出されたプラごみを自治体が収集します。

ポリ袋・ラップ類
ボトル・チューブ類
トレイ・パック類
カップ類

自治体による収集から保管

収集した廃プラスチックを適切にリサイクルするために混入物を取り除き、
保管・運搬しやすいように圧縮・梱包して保管されます。

収集
選別
圧延梱包
保管

日本製鉄へ運送

自治体から製鉄所にトレーラーにて運送されます。

1
2
3
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7

リサイクルするために
異物を取り除き、形・大きさを
揃えます

事前処理工程

自治体から搬送してきたプラスチックをコークス炉へ装入可能な品質、
形状にするために異物除去、減容成形します。

1

開梱破袋

ギュッとまとめられた
プラスチックを
回転する刃でバラバラにします。

2

風力分離

風の力で軽いプラスチックと
金属などが混ざった
重いプラスチックを分けます。

3

手選別

スプレー缶や電池・ライター・
ビデオテープなどを目で見て、
人の手で取り除きます。

4

粗破砕

回転する刃でプラスチックを
はがきサイズに切ります。

5

機械選別

磁石・電気・ふるいを使って
細かい鉄・アルミ・ガラス・
石などを取り除きます。

6

二次破砕

回転する刃と固定した刃で
切手サイズに切ります。

7

減容成形

スクリューで押し出して、
プラスチックのソーセージを
作ります。

1,200℃の高温でプラスチックゴミが
新しい資源に生まれ変わります

熱分解処理工程(コークス炉)

コークス炉では密閉した炭化室内で
プラスチックを無酸素状態のまま加熱することで熱分解します。
炭化水素油、コークスとコークス炉ガスを回収します。

プラスチック
石炭
無酸素状態で、1,200℃まで加熱し熱分解
分解ガス
コークス
コークス炉ガス
炭化水素油
コークス
100%再利用を実現!

油から作られる製品の原料に

プラスチックゴミから生まれた炭化水素油は
スチレン・トルエン・ベンゼン等に分離し精整されます。
その中のスチレンがプラスチックへ生まれ変わる工程を見てみましょう!

炭化水素油
タール
軽質油
カーボン
ブラック
ピッチ
コークス
タール
エナメル
フェノール
ベンゼン
トルエン
キシレン
染料
スチレン系
樹脂

反応工程

150℃~160℃の熱を加え、反応させます

造粒工程

製造したプラスチックは、3ミリの円柱状にカットされ製品となります

包装・貯蔵工程

出荷先別に包装形態を変えて、保管します

出荷

トラックで輸送されて、
プラスチックへ再利用される工場へ!