名古屋製鉄所
1964年(昭和39年)に銑鋼一貫体制を確立して以来今日まで、中部経済圏唯一の銑鋼一貫製鉄所として、
優れた製造技術と商品開発力で多様なご要望にお応えしてきています。
甲番勤務は朝が早いので、出勤前日は早めに帰宅してのんびり過ごす事が多いです。その分、終業の時間は15時と早く、夕方に買い物に出掛けたり職場の仲間と食事に行ったりすることもあります。夕方から夜にかけて時間が空くので、家族や友人との予定も合わせやすいのが甲番の魅力だと思います。
05:45 起床
06:30 出社
07:00 ミーティング
07:30 業務(設備運転・監視・点検・清掃等)
15:00 ミーティング
15:30 入浴(職場内のお風呂)
16:00 退社
17:00 帰宅・自由時間
20:00 食事
23:00 就寝
私は高炉の炉前作業を担当しています。高炉とは鉄鉱石等の原料から、溶けた鉄(溶銑)を作り出す設備であり、その名の通り付帯設備を合わせると高さが約100m程にもなる大きな設備です。私の担当している炉前作業は、高炉内の溶銑を取り出す為に機械で炉に穴を開けて、溶銑を抽出する作業を行っています。
担当業務を言葉で説明すると簡単そうに聞こえてしまうかもしれませんがそうではありません。高炉の炉内は生き物のように常に変化しており、その時々の状況に合わせた作業を行わなければなりません。しかし高炉の炉内は実際に見ることが出来ず、あらゆるデータから見えない炉内をイメージして作業をしなければならない為、データを読み取る洞察力、イメージする想像力、時には理屈では説明できない直感力が求められます。更に約1500℃の溶銑を取り扱う為、暑い中でも作業を遂行する体力も求められる非常に厳しい職場だと思います。ですがそんな厳しい職場だからこそ仕事に対してのやりがいと作業が上手くいった時の達成感は他では味わえないものがあります。製鉄所のシンボルとも言われる高炉での仕事は私にとっての大きな誇りです!!
名古屋製鉄所は日本の真ん中にあるのが関係しているのか、東西南北日本全国の色々な地方出身の方が沢山働いています。自分とは全く違う環境で生きてきた方々と話をすると、知らない文化や習慣を教わることが多く、社会人として勉強になることばかりです。仕事面においても各々で価値観が違う為、他には無い全く新しい発想が生まれることもあります。また互いをライバル視してお互いが負けないように高めあっていくといった一面もあります。
私自身も地元で生まれ育った人間として、他の地方から来た方々には絶対に負けたくないという強い気持ちがあり、それが自分を高めてくれる一つの要因であると感じます。時には同じ職場で働く仲間として、時にはお互いを高めあう良きライバルとして、お互いを高め合っていける人間関係、それが名古屋製鉄所の大きな魅力の一つだと思います。
休日は、家でDVDを観たり、フットサルをしたり、釣りに行ったりと色々なことをやっていますが、一番の至福の時は職場の仲間と飲みに行く時です。仕事の話であったり、仕事以外の話であったり、毎日同じ職場で共に汗を流して働いている仲間だからこそ出来る話が沢山あります。家族よりも一緒にいる時間が長いので、職場の仲間は第2の家族の様に感じます。
毎日汗を流して一生懸命働いて、自分が働いた給料で美味い飯を食べ、最高の仲間と美味い酒を呑む!!これぞ大人の醍醐味だと思います。