名古屋製鉄所
1964年(昭和39年)に銑鋼一貫体制を確立して以来今日まで、中部経済圏唯一の銑鋼一貫製鉄所として、
優れた製造技術と商品開発力で多様なご要望にお応えしてきています。
名古屋製鉄所は、自動車・トラックなどに使用される薄板製品の一大製造拠点です。自動車・トラックのホイールなどに使用される熱延鋼板、ボディー向けの高品質な冷延鋼板、過酷な加工条件にも耐えるシルバージンクなど亜鉛メッキ鋼板などを製造しています。
又、食缶や飲料缶にも使われる高品位で信頼性の高いブリキ、ティンフリー・スチール、ラミネート鋼板も扱っています。
名古屋製鉄所は、極限環境における耐久性や、さらには環境負荷の低減にも応えるような新機能鋼材を多数製造しています。
石油精製プラント等用極厚高温用圧力容器用鋼板、ジャッキアップ型石油掘削リグ用の極厚高張力鋼材、LNGタンク用の9%ニッケル鋼板、ブルドーザー用の耐磨耗鋼、溶融亜鉛メッキ釜用の耐食鋼、橋梁用のサビに強いニッケル系高耐候性鋼など様々な用途の厚板を開発、製造し社会基盤を支えています。
名古屋製鉄所は国内で唯一、小径から中径までの電縫鋼管を製鋼から一貫管理・製造しています。
小径は自動車分野を中心に、中径はエネルギ-・土木建築・産業機械などの幅広い分野で利用されています。一貫製造による短工期生産に加え、その製造可能なサイズ・規格・仕様は広範囲に渡り、溶接部の信頼性や、軽量化、耐久性など、お客様各位のニ-ズに合わせた製品を製造しています。
30種類以上の鉄鉱石の中から不純物の少ない物を高炉原料として厳選吹製した、純度の高い鋳物用銑です。成分変動の少ない安定した品質を誇っています。
工場見学のご案内
迫力のある鉄の製造工程をご覧ください。
鉄のつくり方から製品ができるまで、日本製鉄の世界最高水準の製鉄・製造プロセスをご紹介します。 迫力の動画にて、溶けた鉄(銑鉄)が高炉から出てくる様子等をご覧いただけます。