名古屋製鉄所
1964年(昭和39年)に銑鋼一貫体制を確立して以来今日まで、中部経済圏唯一の銑鋼一貫製鉄所として、
優れた製造技術と商品開発力で多様なご要望にお応えしてきています。
2020/08/05
7月28日、当所の工場見学を担当する広報センターのスタッフが東海市内の緑陽小学校で出張授業を実施しました。今回の授業は、新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から中止している工場見学に代わり、鉄づくりや鉄の魅力、地域の産業を学んで頂く時間をつくりたいという思いで同スタッフが企画・提案したもので、市内の小学校に希望を募ったところ、すべての小学校から希望が寄せられました。現在は、知多市・大府市・阿久比町の小学校にも希望を募っており、範囲を拡げて出張授業を進めていく予定です。
授業内容は、手作りのワークシートと映像を用いた「身近に使われている鉄」「鉄の魅力」「名古屋製鉄所の概要」「鉄づくり」の学習の他、LCA(ライフサイクルアセスメント)動画を使って鉄が環境にやさしい素材であることを伝えました。授業のなかで実際に鉄鉱石を手にした児童からは「思ったよりも重たい」「チョコレートみたい」などの感想が出されるとともに、製鉄所の大きさや溶けた鉄の温度などの説明を受けると驚きの声が上がりました。最後はクイズ方式で授業を振り返り、全員で元気よく「ご安全に!」の挨拶で締めくくりました。
先生になりきり授業を進めたスタッフは「子供たちに喜んでもらえ、社会科授業のお役に立ててよかったです。実際の工場見学を体感し、五感を通して『鉄づくり』を学んで頂ける日が来ることを心待ちにしています」とコメントしました。また、授業を参観した先生からは「実際に働いている方に直接説明して頂けることで、児童の聞く姿勢も違います。今回の授業では小学生にも分かりやすい資料で説明をして頂き、鉄づくりと名古屋製鉄所が良く理解できたと思います」とのお言葉を頂きました。
今回の授業は、地元ケーブルテレビ局「知多メディアスネットワーク㈱」に取材され、同局のニュースでも放送されました。
日本製鉄は、常に世界最高の技術とものづくりの力を追求し、国連で採択された「持続可能な開発目標」(SDGs)にも合致した活動(「質の高い教育をみんなに」)を通じて、これからも社会の発展に貢献していきます。
お問い合わせ先:名古屋製鉄所総務部人事総務室 052-603-7024