STABLE COLOR (TrantixxiiⓇ) |
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九州国立博物館 (2004年) |
大分市スポーツスタジアム (2001年) |
一般チタン (チタン変色現象) |
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施工時 | |||
16年経過 | 19年経過 | 4年経過 | |
施工後 |
1)変色メカニズム
1990年代に入り、それまで建設された一部のチタン屋根で銀色から茶色に変色する現象が起こりました。
チタンは表面に酸化被膜を形成することにより発色していますが、その皮膜が酸性雨等による自然の力により厚くなり、銀色が光の干渉色で茶色に見える現象でした。
*チタンの耐食性には問題はありません。
21世紀を迎えた2001年、当社は世界で初めてカニズムを解明・克服し、
TranTinokiteの要素技術の一つである色彩で、チタンの進化を切り開きました。
変色部位を調査した結果、変色部分の酸化被膜中および、チタン地金表面には微量の炭素、フッ化物が残存しており、種々の実験の結果、こうした物質が酸性雨と反応して酸化被膜を成長させることがわかりました。
また、気温が高いほど、その傾向が顕著になります。
チタンの変色機構(模式図)
2)耐変色処理の効果
沖縄の降雨のphは平均的な値ですが、高温多湿なため、国内で最も変色しやすい地域のひとつです。
変色しにくいチタン建材の色差は、4年間曝露しても、その変化は僅かです。
3)STABLE COLOR(Less-Discoloration Technology(耐変色技術))の留意点