2025/10/09
日本製鉄株式会社
日本製鉄株式会社(以下、日本製鉄)が2017年より日本航空株式会社(以下、JAL)の機内カトラリー用の素材として供給している、省資源・高純度フェライト系ステンレス鋼「NSSC FW®2 (17Cr-Sn-LC,N)」の累計出荷数量が500トンを突破しました。
NSSC FW(フォワード)シリーズは、日本製鉄の独自規格製品で、世界初の錫(Sn)添加・省資源高純度フェライト系ステンレス鋼です。これまでに日経優秀製品サービス賞・最優秀賞、日経産業新聞賞日本金属学会「技術開発賞」、第4回ものづくり日本大賞 内閣総理大臣賞を受賞するなど「省資源・高機能エコステンレス鋼」として評価されています。
NSSC FW2は、汎用鋼種SUS304 (18Cr-8Ni)と同等の耐食性を持ちながら、レアメタルの添加量を35%削減した省資源で環境にやさしいエコな素材であることに加え、研磨後の優れた光沢と美しい色味がJALで評価され、ファーストクラスを始めとする全てのクラスで採用されました。NSSC FW2は、省資源性から価格安定性に優れるとともに、フェライト系ステンレス鋼としては最高水準の加工性を有し、適正な加工条件下ではSUS304と同等の成型加工が可能です。
日本製鉄は、今後もお客様のニーズに応えるステンレス鋼の製品開発を進め、国連で採択された「持続可能な開発目標」(SDGs)にも合致した持続可能な社会の実現に貢献してまいります。
<JAL機内で使用されているNSSC FW2を使用したカトラリー>
■NSSC FWシリーズのウェブサイト
https://www.nipponsteel.com/product/stainless/nssc/campaigns/fw/