ZEXEED

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品質特性

メリット

ZEXEED®化する事で

1

ZEXEED®は、従来の後めっきの3倍耐用年数が期待できる。

2

耐用年数増により工事回数減となりライフサイクルコスト削減が期待できる

3

工事回数減により工事に関わるCO₂削減可能
(建設資材輸送時・工事関連車両排出CO₂など)

■ ZEXEED®︎ 化による工事費(材料費除く)発生イメージ図

※塩害環境(沖縄など)における後めっきの推定耐用年数を 約20年と想定すると…

ZEXEED®︎の耐用年数は後めっきの 3倍 なので
約60年後に2回目工事が発生する

上記図は期待効果出現のイメージ図であり、効果を保証するものではありません。

ZEXEED®の防食メカニズム

Mgを含むZn系めっき鋼板は、大気環境下の雨水等でMg2+イオンが溶出し、薄膜の腐食生成物による保護皮膜を形成します。
ZEXEED®は従来の高耐食めっき鋼板よりも、保護被膜の形成が早いことに加えて強固であるため、長期にわたり鋼素地を防食します。

■一般的な腐食環境下における平面部の防食メカニズム

雨天に晒されると、めっき層から極少量のMgイオンを放出し、めっき表面に極薄の保護皮膜を形成し、その後のめっき層の腐食速度をさらに遅くします。

時間が経過することで、さらにZn2+、Mg2+がめっき表面に供給され、より強固な保護皮膜を形成し、塩分、硫黄酸化物などの腐食因子の侵入を防いで、腐食の進行がさらに遅くなります。

ZEXEED®は、高耐食めっき鋼板の約2倍、溶融亜鉛めっき(GI)の約10倍の耐食性能を有しています。

■各めっき鋼板のJASO試験における腐食減量推移

■JASO 50サイクル腐食減量

※JIS G 3323:溶融亜鉛-アルミニウムーマグネシウム合金めっき鋼板
※JIS G 3302:溶融亜鉛めっき鋼板

■腐食減量評価方法

試験前後の重量評価測定による除錆方法
30%クロム酸(Ⅵ)水溶液 15分浸漬(23℃)

■腐食速度の関係

JASO M609-91法 30サイクル
大気暴露試験 沖縄 約3年
重工業地帯 約3年
都市・海岸地帯 約6.5年
田園地帯 約10年
山間・乾燥地帯 約20年

出典
著者名:中村清徳、野村広正、山本誠志、松本雅充、辻川茂男
スチールハウスの構造・耐久性に関する実験的研究
日本建築学会大会学術講演便覧集 1995年9月、p5-7

■各めっき鋼板の推定耐用年数(参考)

品種 JIS H 8641
(亜鉛後めっき)
JIS G 3323
(SuperDyma®︎・ZAM®︎)
めっき成分 亜鉛のみ アルミ 6 or 11%、
マグネシウム 3% 含有
アルミ 19%、
マグネシウム 6%含有
付着量 HDZT77(旧表示 HDZ55)
片面 550 g/m2
K27
両面 275 g/m2
T30
両面 300 g/m2
沖縄塩害相当環境での
腐食減量
23.3 g/m2/ 4.3 g/m2/ 2.1 g/m2/
JASO 50サイクルの腐食減量から算出
(塩害環境では30サイクル3年で計算)
推定耐用年数
(参考)
{ 550 × 0.9 }÷ 23.3 {(275 ÷ 2)× 0.9 }÷ 4.3 {(300 ÷ 2)× 0.9 }÷ 2.1
21 28 64

■ 推定耐用年数の予測式

項目
内容

Yoz
めっきの標準耐用年数

Yoz =(0.9 x Z / αz)

0.9 :耐久性有効付着量 90%

Z    :片面のめっき付着量 (g/m2

αz  :めっきの腐食速度 (g/m2/年)

※標準耐用年数=標準地域の屋外における耐用年数

出典 : 建設省(当時)の総合技術開発プロジェクト「建築物の耐久性向上技術の開発(1980~1984)」

但し、上記計算は耐久性についての考え方を示すもので、耐久性を保証するものではありません。

平面部

■種類および記号並びに適用する表示厚さ

ZEXEED®は、めっき層の腐食速度が遅く、めっき層上に形成する保護被膜のバリア効果が持続するため、溶融亜鉛めっき鋼板の約10倍、従来の高耐食めっき鋼板の約2倍の耐食性を有しています。

試験条件JASO M609-91
(8時間/サイクル)
  1. 塩水噴霧:2時間 35℃ 5%NaCl
  2. 乾燥:4時間 60℃ 相対湿度20~30%
  3. 湿潤:2時間 50℃ 相対湿度95%以上
※スマートフォンでは、横にスワイプしてご利用ください。

■腐食速度の関係

JASO M609-91法 30サイクル
大気暴露試験 沖縄 約3年
重工業地帯 約3年
都市・海岸地帯 約6.5年
田園地帯 約10年
山間・乾燥地帯 約20年

出典
著者名:中村清徳、野村広正、山本誠志、松本雅充、辻川茂男
スチールハウスの構造・耐久性に関する実験的研究
日本建築学会大会学術講演便覧集 1995年9月、p5-7

中性塩水噴霧試験結果はこちら

切断端面部

■腐食促進試験(JASO)

ZEXEED®は、切断端面部の耐食性も他の亜鉛系めっき鋼板よりも優れています。
※端面部のめっきダレ部の程度によって赤錆面積率は変化する場合があります。

試験条件JASO M609-91
(8時間/サイクル)
  1. 塩水噴霧:2時間 35℃ 5%NaCl
  2. 乾燥:4時間 60℃ 相対湿度20~30%
  3. 湿潤:2時間 50℃ 相対湿度95%以上
試験期間:180サイクルまで
試験片サイズ:100×50×2.3mm
(後めっき以外は、上下・右側面の3面は塗装被覆)
※スマートフォンでは、横にスワイプしてご利用ください。

加工部

■加工における端面耐食性の例

ZEXEED®は、パンチングメタルのような加工に対しても高い耐食性を発揮します。
パンチングによる切断端面部は、めっき層の溶出によって形成する保護皮膜によって防食されます。
※屋外暴露においては、板厚・開口率によって赤錆が生じる場合がありますが、経年で保護皮膜に覆われます。

試験方法パンチング・プレス成形
(孔径:φ20mm 開口率:30%)
試験条件JASO M609-91
(8時間/サイクル)
  1. 塩水噴霧:2時間 35℃ 5%NaCl
  2. 乾燥:4時間 60℃ 相対湿度20~30%
  3. 湿潤:2時間 50℃ 相対湿度95%以上
※スマートフォンでは、横にスワイプしてご利用ください。

液滴環境

ZEXEED®は、液滴環境においても、溶融亜鉛めっき(JIS H 8641)の半分以下のめっき付着量でも、優位な耐食性を示します。

※スマートフォンでは、横にスワイプしてご利用ください。
液滴下腐食促進試験(酸性雨- 100μℓ/秒滴下)
液の成分値
Cl -: 10ppm
NO3-: 20ppm
SO42-: 40ppm
PH
5±0.2

防眩性

■ ZEXEED®の優れた防眩性について

金属光沢を抑え、太陽光の反射を低減します。(60°鏡面光沢度/JIS Z8741)

外観

遮音壁への適用事例

耐疵付性

ZEXEED®は、他の亜鉛系溶融めっきよりも耐疵付性に優れます。

■耐疵付性評価試験結果

新東科学株式会社 摩擦摩耗試験機トライボギア
表面性測定機 型式:14FW

移動速度 500mm/min
移動距離 40mm
往復回数 10回
荷重 500g

ZEXEED(T20-無処理)

溶融亜鉛-アルミニウム
-マグネシウム
合金めっき鋼板JIS G 3323
(K27-無処理)

溶融亜鉛めっきJIS G 3302
(Z27-無処理)

後めっきJIS H 8641
(HDZ35-無処理)

■ビッカース硬度(Hv)

ZEXEED®は、他の亜鉛系溶融亜鉛めっきと比較してめっき層が固いため、加工時の耐疵付性に優れます。

溶接性に関する詳細はこちら 腐食電位に関する詳細はこちら

接合

1

ボルト締結部の耐食性評価:ボルト種類(ドブめっき、SG めっき、SUS304 、ラスパートSUS®

■ボルト締結部 耐食性評価

ZEXEED®適用による長寿命化には、SUS ・ラスパートSUS® が優位

※ラスパートSUSは㈱ラスパートの登録商標です。

2

溶接補修部の耐食性評価

専用フラックス入りワイヤ『SF-309SD』は、日鉄溶接工業株式会社の溶接材料です。
(詳細はこちらから https://www.weld.nipponsteel.com/products/material/detail.php?id=2BNN313)

※ローバルシルバーは、ローバル㈱の登録商標です。
※ジンキーコートSDは、エーエスペイント㈱の登録商標です。