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ユーザーボイス

寺田倉庫株式会社寺田 航平

固定観念を超え、新しい文化を創る

寺田倉庫株式会社
代表取締役社長
寺田 航平(Kohei Terada)

「モノだけではなく、価値をお預かりする」

寺田倉庫は、ワイン・アート・メディア保管を軸に多角的に事業を展開し、倉庫業の新たな概念を創造。「価値」の保存、継承を通じて文化創造の推進、拠点とする天王洲のエリア開発などを手掛け、各種メディアから注目されている。同社が運営するラボ、アカデミー、ミュージアム、ショップを備えた複合クリエイティブ機関「PIGMENT TOKYO」では、意匠チタンTranTixxiiを、アーティスト達の感性と融合させ、アート表現の媒体として、世界に向けて提案・発信している。

会社の紹介

当社は、1950年創業以来、東京都臨海部の天王洲地区にて倉庫業を営んで参りました。国の指定倉庫として米の保管事業からスタートしましたが、時代の変化に応えたチャレンジを行い、ワイン・アート・メディアなど、保管環境に左右される繊細な商材の保管、ITと融合させた個人向け保管事業「minikura」、天王洲地区の再開発など、これまでの倉庫業の枠組みを超えた、「価値」の保存と創造に力を注いでおります。

寺田倉庫の価値観について

美しさとは何か。この問いに絶対的な解はありません。美しさの価値観は、すべての人に共通するものではなく、各々の心の中にあります。従って、文化の価値に絶対的ものはありません。自らの嗜好と異なり、理解を超越した表現。これをどう見るか、どう感じるかは当社にとって、非常に興味深い問いです。多様性の価値に注目が集まる時代の流れにあり、当社は文化創造企業として、この問いに正面から対峙し、多様な文化を豊かに花開かせたいと考えています。そのために重要な姿勢として、他の価値観を認めること、異なる考えに排他されることなく、各々が各々の道を自由に歩んでいくこと。当社が歩んできた道だと自負しております。当社は、保管するモノの価値の維持から、モノが生みだす多様な価値や美しさ、物語、すなわち文化の創造へと歩みを進めてきました。今後はさらに歩みを進め、人と人とがつながり、分かちあう、多様な文化の共有・体験を創ってまいります。当社が、築き上げてきたストレージ、IT、天王洲という場。これを意志あるパートナーと共有し、未来をつくりたい。ともに学び、創り、成長する。多様な文化の創造を加速する存在でありたいと考えております。

PIGMENT TOKYOについて

 このような価値観の下、文化を創造する当事者として、当社では、ラボ、アカデミー、ミュージアム、ショップを備えた複合クリエイティブ機関「PIGMENT TOKYO」を、私たちの事業展開を進める天王洲の地で、運営しています。
 人類の長い歴史と伝統によって培われた、顔料や膠、筆や刷毛といった「画材」と、それらの「用法」、そして両者の組み合わせによって生み出される「表情」について独自のアプローチで、研究や教育、普及活動を行っております。これに加えて、画材や色に造詣の深い研究者やアーティスト、アートとビジネスを結びつけることに長けたクリエイティブディレクターを擁し、国内外の企業に対して技術提供や企画提案を行うアトリエとしての機能も果たしております。
 美的表現に対する感度の高い多種多様な企業やアーティスト。そうした多様性が混ざり合うことで生み出されるこれまでにない化学変化。「PIGMENT TOKYO」は、こうした化学変化が同時多発的に生まれる、文化創造の最先端の現場を自負しており、当社を牽引する事業の一つと位置付けております。

意匠チタンTranTixxiiとのコラボレーション

 こうした当社の価値観、「PIGMENT TOKYO」を中心とした事業展開に共感いただいた日本製鉄様よりお声がけいただき、この度のコラボレーションがうまれました。
 日本の精神土壌から生み出された “美しいチタン”という意匠チタンTranTixxiiの最先端の概念・技術はもちろんのこと、航空宇宙・軍用用途を中心にスタートしたチタン素材が、日々の平和な暮らしを彩る意匠チタンという意匠用の美しい素材として進化し、さらには、人体や環境に対する親和性から医療用途にまで活用の幅が広がっているポテンシャルの大きさに感銘をうけました。

 チタンという素材の魅力、世界で唯一無二の高級素材である、意匠チタンTranTixxiiの美的表現の多彩さ。コラボレーションのご提案をいただき、TranTixxiiブランドの担当者様と議論を重ねる毎に、「PIGMENT TOKYO」のアーティスト達がチタンに魅了されていく姿を見て、ゴーサインを出しました。

 この度の意匠チタンTranTixxiiとのコラボレーションには三つの意義があると考えております。一つは、意匠チタンという世界に唯一無二の新たな高級素材を、世界で初めて、アートシーンに発信することです。これにより、新しい文化の融合を創造したい。二つ目は、意匠チタンTranTixxiiブランドの下に集結した多様な加工技術を持つ日本各地の意志ある企業を発信・応援することです。日本の精神文化が育んだ、ものづくりの匠を、次世代に繋ぎ、新しい伝統を創造したい。三つ目は、「PIGMENT TOKYO」のアーティスト達並びに、当社と協業する芸術・美術の第一人者たちの持つ感性を、意匠チタンそのものや、加工技術にフィードバックすることです。発信するだけでなく、TranTixxiiブランドを取り巻く技術文化の発展への積極的に貢献していきたい。

 日本には無数の伝統技術がありますが、過去を遡れば、当時最先端の技術の粋が根幹にありました。幾重にも重なる歴史文化の先にある未来に向けて、伝統そのものも、進化を続けていくものと、当社は考えています。
 寺田倉庫はアート事業の一環で、文化財・芸術作品の修復にも取り組んでおりますが、ただもとに戻すだけでなく、伝統の意味を改めて問い直し、作品のデジタルアーカイブをはじめとした最新技術を提案し、新しい命を吹き込むあり方を提唱しています。
 最先端の技術である意匠チタンTranTixxiiとの協業は、日本の伝統文化を、次世代に繋いでいく一助にもなる。そう固く信じております。



今後の展望と意匠チタンTranTixxiiへの期待

 意匠チタンTranTixxiiの認知は、高いとは言えません。このことは、「まだ何にも染まっていないマテリアル」であるといえ、新しい価値・文化の創造を掲げる当社のミッションとの親和性が非常に高いと考えています。また、TranTixxiiの元に集結した周辺加工技術を持つ日本各地の意志ある企業が切磋琢磨し、同時多発的に次々と新たなモノが創造されており、まさに黎明期にあるこの素材を、アートや表現のシーンに繋ぎ、新たな文化の創造に携われることは、非常にワクワクさせられます。
 「PIGMENT TOKYO」が、アート基底材として意匠チタンTranTixxiiを世界ではじめて発信するスタート地点となります。文化創造を主導するアーティスト達の感性と融合させ、前例や固定観念にとらわれることのない活動に取り組んでまいります。

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