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  • 第33 回 日本製鉄音楽賞受賞者インタビュー② 特別賞/ピアノプロデューサー、ピアノ技術者 髙木裕さん
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第33 回 日本製鉄音楽賞受賞者インタビュー② 特別賞/ピアノプロデューサー、ピアノ技術者 髙木裕さん

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≪ピアニストと調律師は対等。一緒に素晴らしい音楽をつくり上げたい。≫ 

ケガでギタリストの夢をあきらめ調律師の道へ

─髙木さんが音楽と出会われたのはいつ頃でしょうか。
髙木 僕は東京の自由が丘で育ち、高校時代はライブハウスでボサノバギターを弾くアルバイトをしていました。毎晩のように演奏があって高校には寝に行くような状態で(笑)。高校はアルバイト禁止だったのですが、母子家庭だったので先生たちも大目に見てくれていましたね。
 将来はギターで食べていくつもりだったのですが、高校3年生のときに大ケガをして中指が動かなくなってしまったんです。すごくショックで、しばらく北海道を一人旅して、母親からは捜索願いも出されました(笑)。その後、いろいろ考えて調律師になることを決意しました。ボサノバって不協和音のかたまりで、調律がぴったり合っていないと音が濁るんです。だからライブハウスにはしょっちゅうピアノの調律師が来ていました。その影響です。

─そこから調律の勉強を始められたのですか。
髙木 はい。ただ、その頃は、ピアノの本場はヨーロッパだと思って、渡欧して現地の楽器店を回って修行をさせてもらいました。お金がなくなると日本に帰ってきてタクシー運転手をして、また渡欧する。それを繰り返して、24歳のときにタカギクラヴィアという会社を立ち上げました。でもぜんぜんお客さんがいなくて開店休業状態でしたね。そのと
き、たまたま大手楽器店の嘱託として調律の仕事をさせてもらう機会があり、だんだん仕事が軌道に乗るようになりました。

─髙木さんご自身のキャリアの転機となったのはいつ頃ですか。
髙木 やはりニューヨークのスタインウェイを訪れたことですね。1987年に初めてマンハッタン57丁目にある本社を訪ね、地下に置かれたビンテージピアノを見せてもらいました。ホロヴィッツやルービンシュタインといった巨匠たちが弾いたピアノは、鍵盤を叩いたらすごく乾いた音がする。驚きました。今のピアノは皆、量産品で甘くまろやかな音ばかりですが、本来、甘い音だけで音楽は表現できない。これが本物のスタインウェイなのかと感動しました。
 その後、スタインウェイ社コンサート部のチーフであるフランツ・モアや研究開発の中心にいたウィリアム・ガーリックを紹介され、彼らから本当にたくさんのことを学ばせてもらいました。

「昔は音を聴けば誰の演奏かがわかりました」

─髙木さんはホールにピアノを持ち込んでコンサートを開催するスタイルを確立しました。
髙木 ピアノコンサートはもともとがそういう形式だったんです。ニューヨークのスタインウェイ社の地下には、数十台のコンサートピアノがあり、巨匠たちは、好みのピアノを選び、調整して、ホールに持ちこんでいました。それが本来の形で、僕はそれをもとに戻しただけなんです。
 昔はそれぞれのピアニストに独特の音色があって、ちょっと聴けばこれはホロヴィッツだなとすぐにわかった。それは毎回、調律師がそのピアニストが選んだピアノを調整して持ち込んでいたからなんです。

─調律師とピアニストの関係は今より密接だったわけですね。
髙木 そうです。そして、僕は調律師とピアニストの関係は対等でなくてはならないとも思っています。もし調律師がピアニストよりピアノのことを知らなかったら調律師を辞めたほうがいい。そのくらい僕たちは技術を磨かないといけないし、だからこそ一緒に良い音楽がつくれるんです。
 ホールに置かれたピアノでは、調律師ができることは限られてきます。でも、こちらから持ち込むのであれば、ピアニストにとって理想的な音を追求できる。そのためにピアノを持ち込むスタイルをつくり、これからもこだわっていきたいと思います。

(このインタビューは、2023年の春に行われました)

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紀尾井ホールにて
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カーネギーホールにて
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会社設立の頃
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フランツ・モア氏とともに
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師匠であるウィリアム・ガーリック氏と

(プロフィール)髙木裕(たかぎ・ゆう)1952 年三重県生まれ、東京育ち。ニューヨークにてスタインウェイ&サンズ本社の研究開発コンサルタント兼調律技術統括マネージャーであったウィリアム・ガーリック氏とフランツ・モア氏(ホロヴィッツ、ルービンシュタイン等の調律担当)に師事。コンサート・チューナーとして、著名アーティストのコンサートやレコーディングを数多く手がけている。92 年にニューヨークのスタインウェイ本社コンサート部の形態を日本に導入。自社(タカギクラヴィア社)所有コンサートグランドピアノの中からアーティストが希望するピアノを選び、好みの調整を施してステージに持ち込むアーティスト・サーヴィスを開始。これにより、現場にあるピアノで最大限の努力をしようとするそれまでの形式から、技術者とピアニストが理想とするコンサートやレコーディングが可能となり、これまで全国で8,000 回を越えるステージを展開。日本唯一かつ最大のコンサート&アーティストのサポート役となっている。著書に『スタインウェイ戦争』『調律師、至高の音をつくる』『今のピアノでショパンは弾けない』『ホロヴィッツ・ピアノの秘密』。

●2023年7月21日に紀尾井ホールで開催された「第33回 日本製鉄音楽賞受賞記念コンサート」の様子は、以下よりご覧いただけます。



●このインタビューは季刊ニッポンスチールVol.17でご覧いただけます。
https://www.nipponsteel.com/company/publications/quarterly-nipponsteel/


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