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鉄は、「鉄鉱石」や回収された「スクラップ」から作ります。
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鉄鉱石は、高炉で溶かして新たな鉄となり、スクラップは、主に電炉でリサイクルされます。
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しかしスクラップは、必要とされる鉄の量の半分しかなく、これからも鉄鉱石から新たに鉄を作る必要があります。
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酸素(O₂)を含んだ鉄鉱石から酸素を取り除くために「炭素(C)」が必要で、今は主に炭素のカタマリのコークスを使っています。
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しかし、この方法では、二酸化炭素(CO₂)が出てしまいます。





3つの革新的技術開発でカーボンニュートラルな鉄づくりに挑戦
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2013年に比べ、二酸化炭素の排出量を2030年度までに30%削減し、2050年度までにカーボンニュートラルを目指す計画です。
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カーボンニュートラルに向けて①高炉水素還元、②水素による還元鉄製造、③大型電炉での高級鋼製造、3つの革新的技術開発に挑戦しています。
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カーボンニュートラルに向けて、これらの技術開発など複線的なアプローチで取り組んでいます。
①高炉による水素還元
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高炉の中で炭素で反応させて鉄を取り出していましたが、この一部を水素に変える挑戦です。
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これまでに二酸化炭素排出量の43%削減を達成し、将来的には50%削減を目指しています。
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②水素による還元鉄製造
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「水素による還元鉄製造」は全く新しい還元炉を開発して100%水素による還元鉄製造を目指します。
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日本製鉄は、低品位の鉄鉱石を加熱した水素で直接還元する技術に挑戦しています。
③大型電炉による高級鋼製造
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電炉法は、スクラップを溶かして再び新しい鉄を作る方法ですが、スクラップには不純物が含まれているため、高品質の鉄を作るのが難しく、無害化が課題です。
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また、大型の電炉で効率よく鉄をつくる実績が少ないことも、課題の一つです。
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日本製鉄は、高級な鉄を大型の電炉で効率よくつくる技術の開発を進めています。





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日本製鉄カーボンニュートラル
ビジョン動画日本製鉄の挑戦への決意を動画にしています
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日本製鉄グリーン
トランスフォーメーション説明会
(2025.3.13)投資家・メディア向けの説明会の様子を
ご覧いただけます
日本製鉄カーボンニュートラルビジョン動画[ショート版]

【今の鉄のつくり方】編

【カーボンニュートラルな鉄のつくり方】編

