ものづくり・環境教育

日本製鉄は、未来を担う子どもたちや学生、その教育に携わる教員の皆様と積極的に交流し、ものづくりの面白さや奥深さ、私たちの環境への取組みを知っていただこうと、さまざまな活動を行っています。(ただしコロナ禍の影響で実施を見送っている活動もあります)

ものづくりの魅力を伝える「たたら製鉄」実験

日本製鉄は、子どもたちにものづくりの魅力を感じていただくため、日本独特の製鉄法である「たたら製鉄日本古来の製鉄法で、砂鉄を原料とし、ふいごと呼ばれる送風装置を使って木炭を燃やして鉄を作る方法」の操業実験を開催しています。毎年、全国各地の製鉄所やその近辺の学校などで行い、ものづくりの楽しさを体験していただいています。

「たたら製鉄」の様子

「たたら製鉄」の様子

地域に根ざした教育支援

当社は、地域に根ざした特色ある環境教育やものづくり教育の支援活動を行っています。東日本製鉄所 君津地区で市民まつりの一環として「理科屋台」を開催し、若手社員が小中学生に鉄の魅力や電気の起こる仕組みなどを紹介しました。

理科出張授業の様子(九州製鉄所 大分地区)

理科出張授業の様子
(九州製鉄所 大分地区)

また、九州製鉄所 大分地区では近隣小中学校で「理科出張授業」を実施しました。本社では神奈川県下の中学校で実施した「エネルギー環境ワークショップ」で当社の廃プラスチック再資源化を例にした実験を交えて、鉄鋼業の環境への取り組みを紹介しました。

枡形中学校でのワークショップの様子

枡形中学校でのワークショップの様子

また、東日本大震災の被災地の子供たちに対し、防災・減災についての知識を広め、自然災害のリスクに対する判断力を養うために活動を行っている東北大学の基金への拠出を通じ、その活動を支援しています。

当社そして鉄鋼業を深く理解していただくため、13万人規模の工場見学の受け入れを例年実施しておりますが、2021年度については前年に引き続き、コロナ禍のために実施を見送っています。可能な範囲の取り組みとして、地域の要請に応じ各製鉄所や支店等から人を派遣する「出前授業」の実施に加え、東日本製鉄所鹿島地区でのオンライン学習会の提供を実施しています。

オンライン学習会(鹿島地区)

オンライン学習会(鹿島地区)

出張授業(名古屋)

出張授業(名古屋)

インターンシップ・大学での寄付講座の開催

当社では、学生への就業体験の提供、業務紹介等を目的に、インターンシップを実施しています。当社の事業戦略の一つ「技術先進性の発揮」、および「2050年カーボンニュートラル」の実現への貢献に資する大学での寄付講座も行っています。

鉄鋼業への理解を深めていただく教員の民間企業研修

当該研修は、教員の皆様に、当社の企業経営の考え方、人材育成の取り組みや、CSR活動等についての理解を深めていただき、今後の教育や学校運営に活かしていただくことを目的に毎年開催しており、2022年度は33名を受け入れました。製造現場である生産ラインの見学、安全に関するVR訓練などを体験いただくとともに、人材育成についての考え方や、ライフサイクル全体で見た時の鉄の優位性、カーボン ニュートラルへの取り組みなどを紹介し、活発な意見交換も実施しました。

広畑地区での研修の様子

広畑地区での研修の様子

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