第2コークス炉乾式消火設備(2CDQ)が稼働
2008/12/19

第2コークス炉乾式消火設備(2CDQ)
10月28日、第2コークス炉乾式消火設備(2CDQ*)が稼働しました。今回、2CDQを新設したことにより、No.1~4コークス炉はそれぞれ専用のCDQを備えたことになります。
赤熱コークスの冷却において、従来の散水して消火する方式(湿式消火方式)では、大量の水を使用する、エネルギー(廃熱)回収ができない、消火塔から放散される白煙中にダストやCO、CO2が含有されているなど環境上の問題点があります。CDQは、水ではなく不活性ガスで消火し、赤熱コークスの顕熱を高圧蒸気にて回収することにより、CO2排出量の削減を可能とする省エネルギー・環境保全設備です。また、コークスに水分を含まないため、高炉の安定稼働などにもつながります。
*CDQ:Coke Dry Quenching