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ユーザーボイス

太宰府市長
楠田 大蔵

“令和”を契機としてお付き合いの
始まった、地域を代表する製品

太宰府市長
楠田 大蔵(Daizoo Kusuda)

太宰府市の紹介

 約1300年前、当時の太宰府には、九州全体を管轄する「大宰府」(オオミコトモチノツカサ)という大きな役所が置かれ、約500年の長い間、その役割を果たしていました。今もその歴史をしのばせる大宰府跡や水城跡に加え、観世音寺、太宰府天満宮など市内に数多くの史跡や名所が存在し、毎年数多くの観光客が訪れていることから、サービス業を中心とした第三次産業が盛んなまちです。
 また、福岡市からもほど近く、交通アクセスも比較的良い本市は、「史跡や緑にめぐまれた福岡都市圏の住宅都市」として発展しています。

市長紹介

昭和50年4月20日福岡県筑紫野市生まれ。二日市小、久留米大学附設中、高校を経て2浪の末東京大学にようやく入学。その後官僚を目指すも合格できず、民間も30社ほど落ち続け、唯一内定を得た住友銀行に入行。しかし1年5カ月で退職し、再び官僚を目指すもまたも失敗。いろいろ悩んだ末、羽田孜元総理の秘書から政治の道に入り、28歳で衆議院初当選。以降3回連続当選し、34歳で防衛政務官に就任するもその後3回連続落選。またも思い悩んだ末、混乱していた太宰府市政の立て直しのため市長選に立候補、当選。
大学、公務員、選挙と合計7浪するもその度復活してきた経験を生かし、太宰府の子どもたちに挑戦することの重要性と失敗した時の心構えを伝え続ける44歳。

この度の“令和”を契機としてお付き合いの始まった地域を代表する製品

 4月1日に新元号「令和」が発表されたことに伴い、私は令和の典拠となった梅花の宴が催されたとされる大宰府政庁跡に、ふるさと納税を活用した記念モニュメントの設置を検討いたしました。そのコンセプトは「1300年という悠久の時を超えて、太宰府の地で行われた梅花の宴が典拠となり、いま新元号令和のご縁を頂きました。この慶びを次の1300年先まで受け継げるようなモニュメントを残したい。」でした。
 当初は石碑の設置という考えもありましたが、既に設置されているものもあり、別の方策を検討している中、地元企業で金属にデザイン性の高い研磨を施す「意匠金属板」加工のノウハウを持ち、代表的な加工製品である「IPゴールドチタン」が国の選定する「ものづくり日本大賞優秀賞」を受賞した東洋ステンレス研磨工業(株)門谷社長に相談いたしました。

時を超えたTranTixxiiへの思いと今後の展開

 門谷社長と協議を進める中で、日本製鉄(株)が取り扱う「時を超える素材」との異名をとるチタン素材「TranTixxi」のご紹介がありました。私はこの時、掲げたコンセプトにピッタリの素材だと感じ、「TranTixxii」の採用を即決しました。
 そうして名づけたプロジェクトの名称が「新元号「令和」記念『時の旅人プロジェクト』~時空を超えて1300年~」です。「令和」の典拠であります万葉集梅花の歌三十二首序文と寄附者様の名前を刻んだ普遍的で美しいモニュメントを「TranTixxii」を使用して作製するという内容でしたが、非常に大きな反響があり、お陰様で617人分6,860千円ものご寄附をいただいたところです。
 こうして数多くの関係者の皆様のご尽力のもと完成した記念モニュメントの除幕式も先日無事執り行われたところです。コンセプトにも掲げましたように、これから先の1300年もこれまでと同じ悠久の時の流れを受け継ぐものを創り上げていく、ものづくりのまちとしても発展できるよう展開を図ってまいります。
 結びとなりますが、2020年は、東京オリンピック・パラリンピック聖火リレー開催や、福岡県では51年ぶりとなります全国史跡整備市町村協議会総会が本市において開催されますことから、国内外から多くのお客様を本市にお迎えすることとなります。「令和」発祥の都にふさわしく、住まう人も訪れる人も共に慶びを分かち合える、日本を代表する世界に冠たる都に向け、更なる努力を続けてまいります。

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